東京から約一時間半かけて千葉県は印西牧の原駅へ。(8/24)
ミュージカルカンパニー「いちごハウス」の演劇ワークショップに講師として
演出家の小笠原響さんと女優の高山真樹さんにご一緒させて頂きました。
高山さんとは普段なら絶対にお話できないので、
この時とばかりに電車の中で貴重なお話をたくさん聞かせてもらった。
生まれながらの女優さんって、高山さんみたいな人のことなんだと思う。
会場となるそうふけ公民館に着くとすぐに翌日の打ち合わせに入る。
とにかく一日で「何か」を残さなければならない。
今回のテキストは「夾竹桃物語ーわすれていてごめんね」
(URL:http://www.kyouchikutou.jp/)を使用。
小笠原さんが先日原爆資料館に行かれた時に手に取った絵本。
原爆を動植物たちからの目線で描く、とても大きな作品だ。
使用会場となる多目的室を下見。
演出家に
「健さん犬(読んでみて)」とか、
「ピアノで鐘の音が欲しい」とか、
「ここ(床)に川が流れて」とか、
フツーの人が聞いたら演劇人ってやっぱりクレイジー?わら
実はこの時点で夾竹桃を子どもたちに読ませる
アイデアは決まってなかった。
どうしても大人主導の朗読劇に成らざる終えなかった。
どう演じるかではなく、その時に何を感じるか。
演技。
技の前に演(気持ち)。
先ずはそこから。
正直どうなるか分からなかった。
ホテルに荷物を下ろしてから
代表の稲葉さんらと食事を共にする。
代表はクマのように愉快な方で、
「白いTシャツで現れた時にはビックリした!」
と僕の第一印象を表現された。わら
どうせならモーニングでも着てくるべきだったか?わら
僕は口下手なのでその場では何も言えないんだけど、
皆さん明日のために一生懸命なのはすっごく伝わってくる。
本当に有り難い。
ホテルに戻ってから参加者が写ってるDVD、
朗読の様子を響さん高山さんとチェックする。
「何か」ないかと探し続ける。
僕と彼らと同じ「何か」を。
僕と同じ気持ちの「誰か」を。
誰からもかかって来ない電話。
宛名のない便せんとボールペン。
人も車も通らない午前二時の風景。
後は沈黙。
つづく、かも。
メール、カキコありがとう:-)
ちょっと待ってて、
すぐ戻ってくるから。
たっだいまっ!
石川さんが写真を送ってくれました!感謝。
ので、ここでみんなに紹介します。
手前に見える白い花は夾竹桃で、
石川さんが蚊にさされながら摘んで来てくれました!わら
被災した土地にいち早く咲いた花として
広島市の花として選定されているそうです。
これはいつの写真かな?
みんなでテキストを読んでるから午前中かな?
そうそう、最初にやったゲーム。
あれはただ場を和ませるためだけのものではないんだよ。
では何だと思う?
みんなで一緒に考えてみよう!
あれは何だったんだろうって後から考えることも
WSの目的の一つだからね。
参加者の中にナガサキを体験された方がいらっしゃいました。
「読むだけで胸がいっぱいになる」
階段を上がる途中でそうおっしゃいましたね。
そこから始めましょう!
永遠に続く「何か」を一緒に始めましょう!
ランチターイム♡では
給食のお姉さんをはじめ、
みなさんの愛情がいっぱいの
印西カレー美味しかったですよ。
ごちそうさまでした!!
これは小笠原さんとみんなで
絵本の挿絵を見ているところかな?
役者同士が同じ方向性というか、
ある共通の意識を持つことによって、
より説得力のあるシーンを作り出せる。
この絵は知らないな。わら
ナリ犬が死んでる時だね、きっと。
智生「わすれていて、ごめんね」
これはラストだね。
テキストを鳥に変えてしまうなんて、
まさにオガザワラ・マジック!
みんなとてもとてもよかったよ。
駆け足で見て来たけど
やっぱり同じ時間を共有できたことが
一番の収穫だった気がする。
分からないことが分かること。
全力を尽くして何もしないこと。
僕たちは常に新しい「何か」を探していること。
参加者一人一人に自分の物語があるように
役者の数だけ真実へのアプローチがあること。
稽古場では何ひとつ間違いはないこと。
ミスや恥をかかずに個人の成長はないこと。
一期一会
目を閉じれば今も最高の思い出が蘇る。
僕はこれからもそんな時間を過ごして行きたい。
人生は美しく、楽しく、素晴らしいもの。
復讐や憎悪、悪い噂を信じちゃいけない。
みなさん本当にありがとう!
印西ありがとう!
いちごハウスありがとう!
みなさんに最高の夏を!
おやすみなさい。
しーゆー
なりけん